• テキストサイズ

Fairy Tail 命を作りし魔道師の物語

第2章 鎧の魔道師


-----------------

「ったく、情けねぇ奴だな…喧嘩売った直後にこれかよ。」

ナツは、列車に乗って燃え尽きた。

席順は、私がナツとグレイの間に座り、頭の上ではエミアが、膝の上ではハッピーが、そして前の席にエルザとルーシィ。
なんか自然の流れでそうなった。

「毎度のことだけどつらそうね…」

「ヴィナはもう慣れたの?」

見上げてきたハッピーをエミアが見下ろす。

「あたりまえじゃ。ヴィナを見くびるでない。」

「ヴィナも前はダメだったの?」

「今でもちょっとダメなときがある。」

乗り物など、慣れればこちらのものである。しかし、慣れるまでに相当苦労した。ナツもそのうち慣れるといいのだが。

「仕方ないな。私の隣に来い。」

「あ“い”」

ナツとルーシィの席が変わり、エルザはナツの肩に手を回した。

「楽にしてろ。」

「あ“い”」

何をするかと思えば、エルザの拳がナツを直撃し、そして気絶した。何気なく見てないふりをする。

「これならすこしは楽だろう。」






「エルザ。そろそろ教えてくれてもいいだろう。俺たちは何をするんだ?」

本題に入ったところで、エミアがあっ!と声をあげた。なんか忘れてる気がする。

「ヴィナ。あの事を伝えんでもいいのか?」

「…あぁ!忘れてた!」

「まったくしょうがない奴じゃのう。」

「あの事?」


そしてエミアは話した。闇ギルドの動きが活発化していることを。


/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp