• テキストサイズ

SAOGs

第4章 第1層~第10層 その3 "再起"


周りを見ても美しい景観が広がるのみ
そんな静止した状況を打破したのはミヤの何気ない一言であった

「……何これ?」

気になって私もミヤの視線の先―彼女の足元を見る
そこにはぬいぐるみ大の謎の物体がいた

生き物…だろうか
だとするならこの層に多く現れたムゥとか、あの類だろう
そんな事を考えながら、この三本足の生物を―

(三本…足…?)

三本足はボスの特徴だ
という事はこれが?
しかし、それにしては小さい
もしかしてボスの子供とかそういう類だろうか―と考えるのはどうやら甘かったらしい

ミヤの足元からひょこひょこ離れたそれは、急激に「膨れた」
いや、正確には巨大化したという表現が正しいかそんな事はどうでも良い

「わ、わ、わ!」

巨大化に驚いたミヤを始め数名が下がる
ひとしきり大きくなった所で、それの鳥っぽい頭の上にHPバーが現れる
つまりこいつが、第二層ボス、ロンゴランゴ

大きく吠えるそれは私達の目の前、つまり全部隊のど真ん中に出現したのである
/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp