第1章 --始まりは自己紹介祭。
鬼「開いてますよ。」
唐「失礼します!」
茄「失礼しまーす。」
ドアが開くと、茄子ちゃんと唐瓜ちゃんが!来ったー!地獄だけどMyエンジェル!!!ツインエンジェル!あ。これは違うか。
茄「あれぇ~?お姉さんだぁれ~?」
唐「バカ!お前!失礼だろ!」
『だいじょーぶだいじょーぶ!気にしなくていいから。あたしは雛だよー。』
茄「雛姉ちゃん?」
唐「雛様だ!」
『いいよいいよ!雛って呼び捨てで!!』
茄「わかったー。雛!」
唐「ほ、本当にいいんですか?」
『あたしは偉いわけでも何でもないからね。』
唐「わかりました。」
『敬語もいいよ。タメ語タメ語!』
唐「じゃあ、…そーするけど。」
鬼「……」
な、なんか…鬼灯さまがむっすりしていらっしゃるような…。
鬼「それでは、本題に入ります。」
『す、すいません。』
ギロリと睨まれ縮こまる私。
鬼「この方に、服を貸していただきたいのです。」
『身長が、156だから鬼灯さまに借りれなくて。』
茄「あー!だったらいいのあるよ!」
唐「お前、まさか。」
茄「この前、唐瓜の姉ちゃんから荷物が届いたんだけど、その中に間違えて姉ちゃんの服が入ってたってゆってたじゃん。」
唐「いや、まぁ。そーだけどよ。」
鬼「それはちょうどいいですね。貸していただけますか?」
唐「いや、俺は全然いいんですが、あのー。普通じゃないですが?」
『(唐瓜の姉ちゃん…どんな服を入れたんだろう…。)』
鬼「雛さんも普通じゃありませんし、丁度いいでしょう。」
『(どーゆー意味だ、コノヤロウ。)』
唐「はい、いいんだったらいいんですけど。」
茄「はーい!持ってきまーす!」
『ど、どんなのがくるんだろう。』
鬼「どんなのでもいいでしょう?」
『ひぃ!はい!いいです!!ありがとうございマスです!』
無視か!!!!!!!ひでぇな!
あたしの言葉を聞かず、スタスタとドアの向こうへ行く鬼灯さま。
振り回されてます。あたし。