第1章 --始まりは自己紹介祭。
鬼「茄子さんと唐瓜さんを呼んできていただけますか?」
シ「呼んでくればいいの?」
鬼「はい。」
シロちゃんをなでなでしながら鬼灯さまは続ける。
鬼「今日はお休みなので、その後は遊びに行きましょうか。」
ル「いいんですか?」
カ「徹夜明けだって閻魔様に聞いたけど…」
鬼「大丈夫ですよ。とりあえず、呼んできてくれますか?」
「「「はい!」」」
3人はダッシュで扉の前から消えた…。あたしもシロちゃんをなでなでしたかったなぁ…。
鬼「さて、この間に、貴女には聞きたいことがあります。」
ドアを閉めた鬼灯さまの顔が、とても怖くて見れませんでした……。
鬼「どうして私の名を?」
ですよねー。ついついでちゃったんだよねーーー。まずいと思ってたから、ずっと呼ばないようにしてたのにねー。
『え、えーと。』
鬼「………」
怖いんだって!なんなの!とゆうか、どうしようなんてゆおう…下手に嘘つくとバレた時が厄介だし。あ!そうだ!
『カッコいいなぁって見ていたので。』
鬼「私のこと、ご存じだったのですか。」
『はい!大好きです!』
鬼「!」
『大変なんだなぁっと思ってました!』
いける!いけるぞ!この流れはきっといける!!!!
『地獄のことはあまりよくわかっていませんが、皆さんの名前くらいは覚えてます!みんな大好きです!!』
鬼「みんな、ですか。」
『はい!!!』
よっしゃ!嘘は言ってないし、これでどうだぁ!!
鬼「まぁ、まだ生まれたてのようですし、そんなものですか。」
とかなんとかぶつぶつ言ってる。いや、とりあえず名前を呼んでもバレなくなった!いやったーーーー!あたし、まだまだ生きていける!!!!
そんな時、控えめにドアが3回ノックされた。
来た!