• テキストサイズ

トリップ・トラップin地獄

第1章 --始まりは自己紹介祭。


鬼「茄子さんと唐瓜さんを呼んできていただけますか?」
シ「呼んでくればいいの?」
鬼「はい。」

シロちゃんをなでなでしながら鬼灯さまは続ける。

鬼「今日はお休みなので、その後は遊びに行きましょうか。」
ル「いいんですか?」
カ「徹夜明けだって閻魔様に聞いたけど…」
鬼「大丈夫ですよ。とりあえず、呼んできてくれますか?」
「「「はい!」」」

3人はダッシュで扉の前から消えた…。あたしもシロちゃんをなでなでしたかったなぁ…。

鬼「さて、この間に、貴女には聞きたいことがあります。」

ドアを閉めた鬼灯さまの顔が、とても怖くて見れませんでした……。





















鬼「どうして私の名を?」

ですよねー。ついついでちゃったんだよねーーー。まずいと思ってたから、ずっと呼ばないようにしてたのにねー。

『え、えーと。』
鬼「………」

怖いんだって!なんなの!とゆうか、どうしようなんてゆおう…下手に嘘つくとバレた時が厄介だし。あ!そうだ!

『カッコいいなぁって見ていたので。』
鬼「私のこと、ご存じだったのですか。」
『はい!大好きです!』
鬼「!」
『大変なんだなぁっと思ってました!』

いける!いけるぞ!この流れはきっといける!!!!

『地獄のことはあまりよくわかっていませんが、皆さんの名前くらいは覚えてます!みんな大好きです!!』
鬼「みんな、ですか。」
『はい!!!』

よっしゃ!嘘は言ってないし、これでどうだぁ!!

鬼「まぁ、まだ生まれたてのようですし、そんなものですか。」

とかなんとかぶつぶつ言ってる。いや、とりあえず名前を呼んでもバレなくなった!いやったーーーー!あたし、まだまだ生きていける!!!!

そんな時、控えめにドアが3回ノックされた。



来た!

/ 53ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp