第2章 --閻魔様と、これからのこと。
香「大変だったわねぇ。」
『わかりますか!?』
香「そうね、だいたいはわかるわ。」
香「(雛ちゃん、なんか疲れてるし。)」
白澤様騒ぎがあった為、たまたま花街にいた集合地獄の獄卒さんがお香さんを呼びに行っていたらしい。そして、場を収めようと来てくれたのだが。その時は鬼灯さまVS白澤様の真っ最中だったのでした。
お香さんが2人の間に入り、なんとか休戦。
さすがお香さん!!もうマジ女神様です!!!
・・・ってか、お香さんが入って、何回か会話をしただけなのに休戦ってことは、もしかしてこの2人…。
やばい、妄想が。
鬼「なんて顔してるんです。」
『いったーーーーーーー!』
バチンと頬を叩かれました。なんでよ!?
鬼「気持ちの悪い顔でこちらを見ていたもので。不愉快で手が出ました。」
サラッと言ってるけど、おかしいからね!?ペットだって言ってたけど、なにこれ!?躾!?はぁ!?
香「まぁまぁ。それより、今日はどうしたの?」
『研修を受けに来ました!』
香「あら、嬉しい!ウチで働いてくれるの?」
『はい!そのつm』
鬼「研修期間は一週間です。」
香「一週間ね、わかったわ。さ、じゃ、行きましょ?」
『はい!お香さん!どこまでもついて行きます!!』
鬼「・・・・・・」
唐「…鬼灯様、なんか機嫌悪くないか?…」
茄「…そうかなぁ?いつもと一緒じゃない?…」
白「じゃ、僕もついて行こうかな~♪」
鬼「貴方が行くのなら私も行きます。」
香「女の修行なんだから、男はだめよ。」
『(ざまあみろ~!)』
お香さんには見えないように、鬼灯さま達の方へ舌を出して見てやる。女の修行ってところに、若干の不安はあるが、この際そんな些細なことは後回しだ。
鬼「・・・」
無言で近づいてくる鬼灯さま。何をされるのかわからず怖い!!すぐにお香さんの背中に隠れる。が、意味なし。
あたしの腕を掴み、引っ張ったと思ったら…
ちゅ。