第2章 --閻魔様と、これからのこと。
閻「さーて、ワシは仕事しようっと。」
『閻魔様ー!あた、あたしは、何すればいいでしょうかーーー?』
逃げるが勝ち!だめだ!まともにやりあって口でも体力でも勝てる気がしない!!!!!そんな時は、逃げるんだよ~っと。
鬼「まぁ、いいです。雛さんんは、【とりあえず】お香さんのところへ行ってください。そこである程度…そうですね、一週間見て頂いて無理なら別の仕事にしましょう。」
『い、い、一週間ですか…?み、みじかk』
鬼「何か?」
『な、なんにもないです!はい!行ってまいります!!』
鬼「貴女、場所わかるんですか?」
『あ、わかんないです。知らないです。』
鬼「仕方がありませんね。」
しょうがないじゃないですか!!来たばっかりなんですよ!わかるわけないじゃないですか!!!
唐「閻魔様ー!」
茄「あ!鬼灯様もー!」
閻「どうしたの?二人とも。そんなに慌てて。」
唐「大変なんです!!」
茄「集合地獄へ行く途中の花街で、手が付けられないヤツが出たと騒いでまして…」
鬼「どうゆうことです?」
茄「いいから!来てください!!」
唐「あ、ちょ、茄子!ちゃんと説明しないと鬼灯様だってわかんないだろ!」
茄「口で説明したって伝わんないよ!行けばすぐにわかるんだから!」
鬼「まぁ、行きましょうか。ほら、雛さんも。行きますよ。」
『え!?な、なんであたしまで!?』
鬼「集合地獄へ連れて行ってあげます。」
『(ほ、鬼灯さま自ら!!!?)』
鬼灯様、早く早く!と腕を引っ張る茄子ちゃん。だめだ。この子本当にかわいい!!
やんややんやと出ていく4人。後姿を見ながら、
閻「ワシ、一人で捌くの?」
と、閻魔様が呟いたらしいが、あたしには聞こえていなかった。
さて、無事にお香さんに会えるのかな…。不安になってきたよぅ。