第1章 --始まりは自己紹介祭。
見ようと思った右手が、テレビの画面に突っ込んでるじゃないですか!!
はぃ?!なんじゃこりゃぁぁぁぁあ!?
そのまま抜こうと動かすが…
『うぐぐぐ…、抜けない…。』
画面の中に手は入るけど、抜こうとすると何かに引っかかってる感じで抜けない…
『何なのいったい!?あーもー…本気でムカつく…。いや、待てよ?このまま中に入れば…』
トリップできたりするんじゃっ!?
なんて、考えてたら…
突っ込んでる腕を何かに掴まれた!!!
『ぎゃああぁぁぁ!やめろぉぉぉおおお!』
なんか、誰かに腕を掴まれている感覚!
やばい。これはなんかヤバい。ぜってーやばい!!
もうびっくりしすぎて、左手を画面につき、引っこ抜こうと…
『うわーーーーー!まぢか!こっちもか!!なんでじゃーーーー!!』
失敗。左手もどんどん画面にぬぷぬぷ入っていく…。
ぜってーーーーやべぇぇぇぇぇ!
とか、勝手に暴れていたら、掴まれていた右手が力いっぱい引っ張られた。
画面に真正面から突っ込む!?
こ、こわ!!!!
反射的にぎゅっと目をつぶった。
と…、なんか聞き覚えのある声が…。
?「ほんとだ。ちょっとの音じゃ起きないんだな。」
?「なんとなく、ああゆうタイプって敏感にすぐ起きそうなんだけどなぁ。」
?「爆睡型って本当なんだね。」
待て待て待て待て待てーぇい!
なんだか、3人で盛り上がってる。
え?!ちょ、ちょっと。。。。
あたしどうすればいいんだよ??!!