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トリップ・トラップin地獄

第2章 --閻魔様と、これからのこと。


鬼「どうして何も言わないんでs」
『あーーーー!もう!違うってゆってるじゃないですか!煙草吸いたいんです!メンソールの!煙管ないって言ったじゃないですか!だから、誰かに借りるか、煙草をもらうか、なんか出来ないかなって!そう思って外に行こうとしただけです!』
鬼「……あぁ。」
『あぁ、って何ですか!あぁって!!あたし結構我慢してるんですけど!そんな人の前でスパスパ吸うし!余計にこっちは吸いたくなるんですよ!わかりますよね?!』
鬼「伝わらなかったんですね。」
『はい!!?』
鬼「どうぞ。」
『…………え?』
鬼「私のですが、良かったらどうぞ。」
『え?あの…?』
鬼「我慢すると余計に吸いたくなる気持ちはわかりますし、煙管があるかないか尋ねられた時に、私のでよければ。と言おうとしてました。変な顔してましたので、先にそちらを指摘しましたが。。」
『え?でも、メンソール…』
鬼「この葉を入れて、吸うとメンソールになります。」
『あ。何から何まですいません。ありがとうございます。』
鬼「いえ、いいんですよ。はい、どうぞ。」

めっちゃ優しいやんーー!!!?
いやー!鬼で悪魔で鬼畜で性格悪いこんちくしょうかと思ったけど、やっぱり優しいやんーー!わーい!ありがたくいただきまーす!!

『すいません、いただきますね。』
鬼「はい。………あ。」
『あ?』
鬼「いえ。私のですが、雛さんは気にしませんか?」
『!!!!!』

うぇーい。何も考えてなかったぜー。
ただ、もう27年生きてきて私に怖いものはない。

間接キスごときでドキドキするような可愛い心は持ってない。





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