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トリップ・トラップin地獄

第2章 --閻魔様と、これからのこと。


皆様、おはようございます。

昨日、この世界にトリップしたばかりの雛です。
起きたばかりなんですが、ちょっと状況がよくわかりません。


目の前にはなんか赤いもの。赤とゆうか、えんじ色とゆうか。そしておそらく、着物?みたいなもの。

え?こんなのベッドの上にあったっけ?あたし、ベッドは基本ピンクだけど。そして豹柄が好き。

あれ?なにこれ?…な、なんか、あったかい?
まぁいいや。もうちょっと寝よう。

考えてももうわからないので、寝起きだし、二度寝することにしました。

が、






鬼「起きたんですか?」
『にぎゃ…んーーーーー!』
鬼「起きたばかりで叫ばないでください。非常に迷惑です。」
『ぁ、すいません。』
鬼「それにしても、早起きですね。まぁ、遅く起きられるより数倍マシですが。」
『え?そ、そんなに早いの?』
鬼「そうですね。朝の五時です。」
『あー。昨日寝るの早かったかな…朝には弱いんですが』
鬼「そうですか。」

どうでもいいような返事の鬼灯さまは、ベッドから出ていった。何するのかなって見てると、煙管を咥えようとしていて。あ、そうだ。

『地獄って、煙草ないんですか?』
鬼「…貴女、その顔で吸うんですか?」
『顔は関係ないです。結構吸う方なんですよ。』
鬼「まぁ、ないことはないですが。みなさん、これですね。」
『あぁーーーー。でも、あたし持ってませんし。お香さん吸わないみたいだから、もらってない…。』
鬼「それはお気の毒に。」

そう言いながら、フー…と煙を出す鬼灯さま。
嫌味ですか?あたしへの当てつけですか?
余計にイライラするなぁ!!!

『あの。』
鬼「なんです?」
『煙管、あまってるのとかないですか?貸していただけるとあr』
鬼「ないです。」
『(最後までしゃべらせてもくれなかったよ)』
鬼「なんですか、その顔。」
『い、いえ!全然!全く!何でもないです!!!』

しょうがない。鬼灯さま以外で、持ってる方もしくは持っていそうな方を探そう。
そう意気込み、ベッドを出ようとする。

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