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トリップ・トラップin地獄

第1章 --始まりは自己紹介祭。


鬼「明日から、どうしましょうか。」
『どうしましょうか、というのは?』
鬼「服装ですよ、今のままだとずっとその格好ですよ?」
『!!それは嫌です!!!!』
鬼「でも、他にはありませんし。」
『き、来たばっかりなので、お金なんて持ってません…』
鬼「そんなことは聞いていません。」
『(えぇ~…買うんじゃないの…?』
鬼「しかたがn」
香「雛ちゃーん!」
『お香さん!!!』

後ろから走ってくるお香さん。
手を振ってます。なんか、綺麗で大人って感じ。
あぁ、なんであたしはこうならないんだろう…

鬼「おや、もう終わったのですか?」
香「届けてもらうことにしたの。それより、」
『ん?』
香「やっぱり、うちにいらっしゃい。」
鬼「・・・・・・」
『え?でも、あの。』
香「服にしても、生活用品にしても、いろいろ必要でしょ?うちなら、全部そろえられるわ。貸してあげる。」
『えぇ~~~!!!?い、いいんですか?』
香「ええ。雛ちゃんになら何でも貸してあげるわ!」

ニッコリ笑顔のお香さん。
まじで女神様ですね!!!天国が似合いますね!!
後光が差してますよ!!

『はい!!ぜひ!』
鬼「・・・・・・」
香「鬼灯様、後で迎えに来て下さい。それでいいでしょう?」
鬼「まぁ、いいですが。」
『む、迎えにって、忙しいんじゃないですか?あの、一人で帰れますよ。。。』
鬼「私に迎えに来られたくないと?」
『ちちちちちちち違いますよ!遠慮してるんです!』
鬼「なぜそんなにどもるんです?やましいことがあるんじゃないですか?」
『な!何もないですよ!来たばっかりだし、鬼灯さまが連れて行ってくれたとこしか知らないし、何もないです!』
鬼「なら、迎えに行っても問題ないですね。むしろ、迎えに行った方がいいじゃないですか。」
『(あ、揚げ足を取られた…。)』
香「はいはい。じゃあ、雛ちゃんは私と一緒に行きましょ?案内してあげるわ。」
『わーい!行きましょう行きましょう!』


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