第1章 --始まりは自己紹介祭。
白「!!!」
『えっと。白澤、さま…?』
白「あぁ、ごめんごめん。あんまりにも可愛いから、ビックリしちゃった。」
『え?可愛い?誰が?』
鬼「・・・」
白「君、雛ちゃんだっけ?ほんとにコイツのペットなの?」
『はい、たぶん?』
白「今からでも遅くないよ?僕にしない?」
『え?いいんですか?』
鬼「いいわけないでしょう。」
『デスヨネー。わかってますって。ノリで言っただけです。』
白「え、ヒドくない?」
『すいません。あたし、白澤様も嫌いじゃないんですが、鬼灯派なので。』
白「えー?こんなやつのどこがいいのー?」
『そうですねぇ。1番はやっぱりや…むぐふっ!』
鬼「言わなくてよろしい。」
くくくくくちを、鬼灯さまに塞がれた!!
白「あっそ。いいもーん。また今度来てね!そん時にゆっくり話しよー!もちろん、二人っきりでね。」
鬼「死ね、セクハラ淫獣!」
白「ぐぶほっ」
『えぇ!?』
鬼灯さまは、容赦なく殴り飛ばしました。わかってたけどビックリしました。あたしは、生きていてよかったと思いました。
白澤様は、結構元気でした。お二人が口喧嘩をはじめ、あたしは放置されました。すると、女神様が歩いて来て下さいました。
?「あら?」
『きゃーーーー!女神様降臨!!』
鬼「うるさいですよ。」
白「僕が口を塞いであげようか?」
『それはNO!!』
香「あら?お二人揃ってどうかされました?」
『きゃぁぁぁぁああ!美人さん!!そして話し方も大人!声も綺麗!!百点満点~~~~!!』
鬼「少し静かにしなさい!」
やはりあたしの口を押さえる鬼灯さま。
なんか、ペットって実感してきた…
『(はぁーい。ごめんなさい。)』
白「落ち込んじゃってー、かーわい!」
香「あら?この方は?」
鬼「あぁ、私のペットです。」
白「もしかしたら、僕のになるかもしれないコー!」
香「(大変そうね…)現世の方?服装が…」
鬼「あぁ。この服は、唐瓜さんのお姉さんのものです。」
香「あら、そうだったの。もしかして困ってるの?」
『ん!ん!ん!ん!』
コクコクと必死に頷く。それを見たお香さんの目が光った。