第2章 懐かしい夢
木吉視点
そうえば、この前リコに霧崎第一には女バスもあるとか聞いたな
あの子もいるだろうか?
あの時、俺に笑顔でバスケが大好きだと言っていたっけか
「俺もやりたいな」
バスケ…
「バスケやりてー」
「僕も同感だ」
「うおぅ!?」
こ、こいつ、いつから隣りのベッドに!?
「もしかして僕の存在に凄い驚いてる?」
そう言うと、隣りのベッドにいる奴は読んでた本を閉じてこっちを向いた
「どうも、無冠の五将の一人、木吉鉄平さん。あ、肩書きは鉄心だったけ?」
「あ、ああ(;゚д゚)」
「僕は土林実々、一様言うが僕は女だ」
え!お、女ぁ!?
どう見ても男にしか見えないぞ!?
「(#^ω^)ピキピキ」
「よ、よろしくな?」
「はぁ、あのさ」
「なんだ?」
「君、内心絶対戸惑ってる」
「Σ(-∀-;)ギクッ」
俺の心が読めるなんて!
「すげぇ」
「はあ?」
「俺の心読めるなんてすげぇ!」