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【イケメン王宮】 もう一つのシンデレラSTORY

第8章 episode 7【ジル】〜嫉妬〜


その表情に、またジルの中に知らない感情が湧き上がってきた。


「まぁ、今はそれよりも貴方の体調管理の方が重要です」


ジルが扉から離れ、ルリーへと歩み寄る。


「きちんと温まらなければ、風邪を引いてしまいます」


そう囁いて、ジルはルリーの後ろに回ると、お湯を掬い上げた。

その直後、肩に温かなお湯が掛けられる。

不意に身体に染み込んだ、温かなお湯の温度に、ルリーからはふぅ…っ、と吐息が漏れた。
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