第22章 episode 16-4【アランEND】〜守りしもの〜R18
ようやくアランが全部入ると、アランはルリーを抱きしめた。
「はぁ……はぁ……アラン……」
「大丈夫か?」
「……大丈夫…」
ルリーはアランの優しさを感じて、そう答えた。
「動いてもいいか」
返事の代わりに、こくんと頷いた。
アランがゆっくりと律動を始めると、それに合わせてルリーが揺れた。
「はっ……あっ……あっ……あっ…」
動きに合わせて洩れるルリーの喘ぎに煽られて、中のアランが増してくる。
その度に更に高くなるルリーの鳴き声にアランも翻弄されていった。
「悪い……これ以上抑えらんねぇ」
そう苦しげに言うと、アランは激しく腰を打ち付けた。
「あんっ…!あっ!あっ!…ひっ…ア…ランっ…!!」
パン!パン!と打ち付けられ奥に広がる快感に、ルリーはもうどうしていいのか解らない。
激しくアランに愛されて、自分を襲う快楽以外もう何も考えられない。
涙で霞む視界の中でボンヤリと映るアランは、鍛え抜かれた逞しい身体に汗が滲んでいる。
激しい律動と共に歪む美しい顔が、堪らなくルリーを高みへと昇らせた。
「あっ…ア…ランっ!わたし……っもう…だめっっ!」
「俺も……もう…」
「あっ…あんっ!あっあっあああああーっ!!!」
ルリーが腰を上げて仰け反ると、アランも遂にルリーの中へ熱い想いを迸らせた。