第2章 欲しがる男達[R18]
「無事に一件落着したことだし酒でも飲みに行くか」
そう銀さんに誘われて飲屋街をフラついていた時、突如としてそれは起こった。
ズドォォンッ!
「ぎィやァァァ‼︎」
背後からロケットランチャーによる急襲をうけた銀さんは轟音と共に吹き飛んだ。
ミサイルをもろに受けたせいか、それとも往年のギャグなのか。気を失ってしまった銀髪の天パは中年アフロ坂田と化している。
「よう…迎えに来たぜィ、クソビッチ」
土煙の中から聞こえた声に振り返ると、甘いマスクが特徴的な毒舌警察官と目が合った。その後ろには先日見たあんパンの隊士も控えている。
「次は俺のターンでィ」
『きゃあっ!』
軽々と私を担ぎ上げてしまった毒舌君。
気絶している銀さんの事はあんパン君が引きずっている。
『えっ…ちょ、何処行くつもり⁉︎』
「極楽浄土でさァ」
そう言った毒舌君は悪魔の笑みを浮かべて銀さんを一瞥した。
「旦那…ショータイムの始まりですぜィ?」
第二章[欲しがる男達]完