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[銀魂]愛は嵐[R18]

第8章 宇宙を駆ける兎[R18]


生を感じさせない少年の瞳。
その奥に巣食う正体を想像して、背中に冷たい汗が流れた。

「……ねェ」

やけにゆっくりした口調。
猫撫で声、と云うのだろうか。

「キスして」

今度は吐息混じりに。
囁くようにして少年は言った。

『……っ』

それはまるで嵐のように、私の心を掻き乱していく。

堕ちる。
吸い込まれる。

もう、逃げられない。

私はある種の覚悟を胸に秘め、少年の唇にキスを落とした。
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