第7章 愛は嵐[R18]
上がり切った息が落ち着くのを待つ間、私達は互いに強く抱き締め合った。
さて、これからピロートークだと云うところで銀さんは急に笑い出す。
それも普段の下衆な爆笑ではなくて、思わず笑みを零していると云った感じだ。
『…銀さん?』
彼の広い背中に腕を回したまま問うてみると、返ってきたのは意外な言葉だった。
「貴女」
『ん…?』
「銀さんね、今…凄ェ幸せ」
お前に出会えて本当に良かった。
銀さんはそう言って、少しだけ笑った。
第7章[愛は嵐]完
ご愛読ありがとうございまs
ピリリリリッ
ピリリリリッ
貴女『え…何、この音』
高杉「あァ…悪い。俺の携帯だ」
銀時「てんめェ…ラストシーンが終わるまで携帯の電源は切っとけって言ったろ!幕が閉まるまでが舞台、照明が点灯するまでが映画なんだよ!エンドロール始まったからって速攻でメールチェックしてんじゃねェぞコノヤロー」
高杉「メールじゃねェ……LINEだ」
銀時「いや、そんなオーラたっぷりに言う事じゃないからね!つーか何でお前ここに居るの?出番が終わった奴ァとっとと帰れよ!」
土方「だって暇なんだもん」
銀時「お前も居たんかいィィィ‼︎」