第2章 運命が変わる
「あと貴方、年齢はいくつなのですか?」
「えっと…17歳の高校2年生です…。」
童顔だから中学生に見られがちなんだよなぁ…。
「ええええっ!?中学生なのかと思ってた!」
やっぱり…。
「ユイさん、これからよろしくお願いします。」
「えっ敬語なんて使わないで欲しいな…。二人だけの女の子だから、仲良くしようね!」
「わかった。ありがとうユイちゃん!これからよろしくね!」
「おい美月お前は、俺らがヴァンパイアだってことも覚えてろよ。」
そしてアヤト君が私の耳元で言った。
「お前の血を一番最初に吸うのは……このアヤト様だ。」
そう囁きアヤト君は私の耳朶を甘噛みした。
「っ!?」
多分、今一番顔が赤いと思う。
顔が赤いのをごまかしたくて、、。
「ユ、ユイちゃん!私の部屋に案内してもらえるかなっ!?」
声が少し裏返った…。
「うん!もちろん!そんなに焦らなくても大丈夫だよ?」
こうして私の逆巻家での生活が始まった。