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彼と俺と弟と

第2章 ~日常~


「・・・真田のヤロォ・・・あれから全然手ぇ放さねぇし・・・其のせいで、質問攻めに遭うし・・・」

政宗は、鞄の中を漁りながら物腐れて居た。
其も其の筈、幸村に、半ば無理矢理手を掴まれたまま、学校に登校。
しかも、中々手を放さない幸村に、クラス迄送られた。
其を見て居た女子生徒達に、椅子に座るなり質問攻めに遭った。
無論、政宗は断固として、幸村との恋仲の関係を否定した。
政宗としては、幸村との恋仲関係の噂が、小十郎の耳に入らない事を祈るだけ打が、どうしても解らない事が有る。

「・・・真田の奴・・・昼休み空けとけって云ってたけど・・・何の用事だ?」

昼休みを空けとく理由だ。

「小十郎と云い、真田と云い・・・今日、何か有ったか?」
「・・・伊達・・・椅子に座るなり、何を騒いで居る?」
「・・・毛利・・・?」

政宗は、腕を組みながら唸って居た。
其を見て居た元就が、突然、政宗の肩を叩きながら話し掛けた。
其に気付いた政宗は、振り返りながら答えたー



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