第7章 ~化物~
政宗は、屋上を見渡しながら呟いた。
「・・・toiletじゃねぇか?」
「弁当箱置いて?長過ぎじゃね?」
其に元親は、慶次の弁当箱を指差しながら答えた。
「・・・先生に捕まったので御座ろうか?」
「アァ・・・有り得るかも・・・」
幸村の発言に、佐助は賛同した。
「・・・フン・・・」
元就は、野菜ジュースを呑みながら、鼻を鳴らした。
一方其の頃。
慶次は、先生に捕まった訳でも、トイレに行ってる訳でも無く、有る人物と対峙して居た。
そう、此の件の『元凶』と云える人物ー
「・・・もしかして・・・俺等の事を鍵回って居たのは・・・君かい?・・・伊達・・・小次郎君?」
「・・・・・・」
ー小次郎と一緒に居た。
小次郎は、慶次の問い掛けに無言だった。