第2章 ~日常~
家の外では、一日が始まった事を喜ぶかの様な、鳥の囀りと、犬の鳴き声。
カーテン越しに侵入して来る、太陽の日射し。
目覚めを促す、目覚まし時計の音。
「・・・・・・っ・・・・・・んン~・・・」
其は全て、彼の安眠を妨げる為の道具に過ぎない。
まだ寝たり無い彼は、手探りで目覚まし時計を止め、其のまま、布団に潜って行った。
暫くして、二階にある彼の部屋に向かって、階段を登る足音が聴こえて来た。
そして、ノックもせずに入って来て
「・・・政宗・・・政宗起きろ。朝だぞ。」
布団に潜って出て来ない人物ー政宗の身体を揺らして起こそうとした。
打が、政宗は朝に弱い事を知って居る彼は
「起きろ政宗!朝食出来てんだぞ!!」
布団を、ひっぺがした。
其に政宗は、身体を身動ぎしたが、直ぐに布団を剥がした彼を見た。
「・・・・・・ん・・・・・・GOODmorning、小十郎~・・・」
そして、まだ眠そうに眼を擦りながら話し掛けた。