第5章 ~弟~
今日は休日なので、政宗は、小十郎の部屋でゴロゴロして居た。
小十郎は、休日にも関わらず、携帯で仕事の話をして居た。
政宗は其の時間が、嫌いだった。
打が、小十郎は自分の為に仕事をして居る事を知って居るので、大人しく待って居た。
だけど
『・・・小十郎の・・・馬鹿野郎・・・』
淋しい物は淋しい。
『・・・お前の恋人は、仕事なのかよ!隣に居るだろ!隣に!!』
政宗は、枕に八つ当たりして、淋しさを紛らわした。
「・・・何をしてんだ、政宗?枕を壊す気か?」
「・・・・・・っ!!?」
そんな時、電話を終えた小十郎に、頭を撫でられながら話し掛けられた。
其に気付いた政宗は、布団に顔を突っ伏したまま、身体を魚籠付かせた。
其を見た小十郎は、政宗を座らせ、口付けをした。
其に政宗は、一瞬驚いたが、直ぐに受け入れた。
小十郎は、政宗のそんな反応に気を良くして、服の中に手を入れた。