第3章 ~プレゼント~
「・・・ん?ああっ?!政宗!其、何時の間に取った!!」
元親は、足下からする物音に気付き目線を向けた。
すると、彼等の足下に置かれて居る袋を抱える政宗の姿があった。
其を見た元親は、政宗を指差しながら叫んだ。
其に気付いた他の奴等も、政宗に目線を向けた。
「・・・・・・オレに、くれるんだろ?Sunkus!有難う、皆♪」
其に気付いた政宗は、袋を抱えながら、満面の笑みで喜び、礼を云った。
其を聞いた彼等は
「・・・否・・・礼を申すのは、某の方で御座る。」
「いいって!礼何ていらないよォ~♪」
「真田の旦那の世話をして貰ってるからさ♪其の礼だよ♪」
「・・・フン。当然のたしなみだ。」
「政宗が喜びそうな物選んだからな♪」
素直に喜ぶ政宗の姿に、顔を綻ばせた。
講して彼等の『サプライズ作戦(仮)』は、幕を閉じた。
そして、其の日の放課後。
政宗が驚く、もう一つの『サプライズ』が待ち受けて居たー