第3章 ~プレゼント~
昼休み。
政宗は、幸村に連れられて、屋上に向かって居た。
幸村に手首を掴まれたまま、政宗は、恐る恐る話し掛けた。
「・・・真田・・・他に、誰か来んのか?」
「・・・ウム。佐助に元就殿、元親殿に慶次殿も来るで御座る。」
「・・・・・・そうか・・・」
政宗の問い掛けに幸村は、振り返らずに答えた。
其を聞いた政宗は、俯きながら呟いた。
「政宗殿を、連れて来たで御座るぅ~!」
屋上に到着した幸村は、勢い良く扉を開けて叫んだ。
そして、政宗を、皆の前に座らせた。
「・・・・・・っ」
政宗は、皆の顔が見れず俯き
『・・・オレ・・・怒られんのか?!ヤベェ、皆の顔が見れねぇ・・・!!』
恐怖で、身体が震えるのを感じ、眼を瞑った。
打が、皆が放った一言に、政宗は、眼を見開いた。