第6章 ひまわり
次にペトラさんに会ったのは
そんな夏の終わり
秋を迎える寂しい夕暮れの中
荷馬車の中でペトラさんは眠っていた。
永遠に
醒めない眠り
ペトラさんの想いを知ってか知らずか…
リヴァイ兵長が冷たいペトラさんの体を抱きしめている
私は…いつの間にかリヴァイ兵長に近づいていた。
「…リヴァイ兵長」
「…なんだ?」
「ペトラさんは…兵長のこと………」
「……………
お前が…か?
……そうか
ペトラからよくお前の名前が出ていたから
覚えている」
「リヴァイ兵長は…どうして
ペトラさんを抱きしめているんですか?」
兵長は静かに
ペトラさんの体を寝かせた