第2章 誠凛高校入学
~部活終了後~
大我はマジバーガー 通称“マジバ”へ向かっていた。
キセキの世代…10年に1人といわれる天才が5人同時に現れた。
そのキセキの世代が自分と同年代だと知り テンション↑
チーズバーガーやテリヤキなどトレイにいっぱい積み 角の席へと向かう。
それにしても あの影の薄いヤツが強豪校のレギュラーだったとは…アイツは何者なんだ…?
「どうも…育ち盛りですね」
「ア?…って おまっ!」
声の主はあの影の薄いヤツ…ちょうどソイツのことを考えてた。
「あっれ~大我じゃん!」
今度は陽気な声がした。
マネージャーの白瀬リオだ。
「なんでアンタら一緒に座ってんの?」
アタシがテッちゃんに聞いてみると淡々と答えた。
と同時にかけてた眼鏡を外す。
「僕が座ってる所に火神君が来たんです」
「あ~あれ?影薄くて気づきませんでした的な?」
大我に挑戦状でも送るような口振りで聞く。
「るせっ」
当たってるはず…だって心を読ませてもらったもん。
悪態つくけどちょいカワイイ…というかいじりがいがありそう。
大我はテッちゃんを見て言った。
「この後ちょっとツラ貸せ」
ギラギラしている大我に比べテッちゃんはただ「わかりました」と答える。