第11章 トリップ?とファンクラブ
理棘「つっかれた〜」
そして、着いたのは、屋上。
理棘「ね。てっちゃ・・・。」
振り返って、あの水色を探すが、
理棘「いない・・・?」
そこにテッちゃんはいなかった。
ファン?の子から貰った焼きそばパンを頬張りながら、そろそろお暇しようかと重い腰を上げて、教室へ向かう。
理棘「結局来なかったな〜テッちゃんどこ行ったんだろ。」
教室へ続く廊下に出ても、予想と反しそこには誰もいなかった。
理棘「さっきの子達いないや。まー静かでいいけど。」
そこまで呟いてから、はた。と足を止める。
いくらなんでも、これはおかしくないか?
そう考えて、隣の教室を覗く。
昼休み。賑わっているはずの教室には、1人も人がいなかった。
その隣。そのまた隣も。
そう。
・・・学校から、人が消えた。