第7章 トリップ?と目?と能力
理棘「・・・赤司君ってさ・・・・・・。今、指怪我してる?・・・右手の薬指のほう。」
思ったことを口に出すと、
赤司「・・・なぜわかった?」
・・・いや特に理由なし。
理棘「・・・なんとなく?」
赤司「ふうん。面白い。・・・それより、理棘さん。学校に遅れてしまうよ。」
理棘「え?まだ時間あるよね?」
少なくとも、あと30分はあるはず
赤司「虹村先輩が、朝練のうちに、君を紹介したいと思ったらしくてね。俺は、君を迎えに来たんだ。」
(決して、作者が書き忘れたわけではありません 汗)
理棘「へえー、そーなんだ。」
全く、起きてなかったらどーするつもりだったんだ。そう思いながら、立とうとすると、
ズキッ
理棘「イッテ〜。」
赤司「・・・捻ったのか。どうしようか。」
理棘「いえいえ、だ ヒョイ
!!!?
気がつくと、赤司君の顔が近くにあり、自分が抱き上げられていることに気がつく。
赤司「じゃあ、行こうか。」
なんのこともないように、歩き出す赤司君。
理棘「重くない?ゴメンね。」
赤司「大丈夫。全然軽いよ。」
そう言ってニコッと笑うイケメン。
多分、私の顔は、今すっごく赤いんだろうな
そう思いつつ、おとなしく、抱きかかえられておいた。