第1章 トリップ?と むー先輩
むー先輩に連れられて行ったのは、知らない学校の体育館だった。
でも、この学校、体育館何個あるの?3個ぐらいなかった?
虹「コーチ、連れてきました。」
?「ああ、ありがとう。」
むー先輩は知らないおじさんに話しかけていた。
手持ち無沙汰な私は体育館の中を見渡す。
案の定、バスケの練習をしていた。
でも、その中に、カラフルな髪が見える。
・・・・・この学校、髪染めるのありなのかな?
?「理棘さん?」
え?と振り向くと、さっきのおじさんがそばに来ていた。
?「迷ってしまいましたか。・・・私は、このバスケ部のコーチをしています。」
理棘「はい・・・・・。」
コーチ「監督から聞いたところ、その年齢で、優秀なトレーナーだそうで。」
理棘「ひゃい!?」
や、ナンダソレハ?あ、でも、トレーナーって何かかっこいいかも・・・・・!
コーチ『一年生!集合!』
『はい!!!』
コーチが叫ぶと、カラフル頭が5人集まってきた。
あ、でも灰色の髪のやつもいた。目つき悪いけど。
コーチ「これから、練習後、お前達だけ理棘コーチに指導してもらう」
ええええええ⁉︎なんすかそれ⁉︎
コーチ「礼!」
『お願いします!!!』
いやいやいや!私の意見無視⁉︎てか、お願いしないで!
コーチ「理棘さんも来たばっかりでしょうから、今日はこれぐらいで・・・・・。明日、また虹村に迎えに行かせます。」
ええええええ?
半ば追い出された私は、その、帝光と書かれた校門の前でぼーぜんとしていた。
どうなっちゃうの?私。