第11章 雨。
WC(ウィンターカップ)優勝を目指し、練習を重ねる誠凛。
私も少しずつ慣れて来た頃。
部活が終わり家についた。
が、忘れものをした事に気がついた…。
るり「うわぁ…弁当箱忘れた…取りに戻らなきゃ腐るよね…。」
そうして私は再び学校へ向かった。
学校についた頃にはもう暗くなっていた。
私は部室に向かい、弁当箱の入った袋を取った。
るり「ふぅ…。さて帰ろぉーっと…うわぁ!?」
ふと横を見ると黒子くんが居た。
黒子「どうも。」
るり「え!?何してるの?いつから居たの!?」
黒子「忘れ物です。神谷さんより先に居ました。」
るり「あ。そっか、ごめん!」
黒子「帰りましょう。学校が閉まってしまいます。」
るり「あ。そうだね。」
そうして私と黒子くんは校門へ向かった。
るり「あ!じゃぁ!またね!」
黒子「いえ、もう暗いので送ります。」
るり「え!?悪いよ!反対方向だし…」
黒子「いえ、危ないので」
るり「…ありがとう。」
黒子くんが家まで送ってくれることになった。