第10章 続・風邪
黄瀬(こ…これは!!!るりっちのパンツ!?…気づかないふりしとこう。)
何を思ったか、黄瀬くんは再びポケットに下着を戻した。
黄瀬「か、笠松さーん!大丈夫っスかぁ!」
そして何事もなかったかのように笠松さんの看病をはじめた。
るり「ちょ!黄瀬くん!今見てたから!今すぐそれ戻せぇ!」
今吉「ええやないかぁ!減るもんじゃなしに」
るり「いや、減るもんだから!ってか、あんたはそんなパンツ集めてどうするんですか!」
今吉「どうって?こうするんや。」
そう言って今吉さんは緑間くんの方へ向かった。
今吉「よう、緑頭の兄ちゃん。1枚5千円で売るでぇ?いらんかぁ?」
そう言って緑間くんに下着を渡した。
緑間「…っな!!!い、いらないのだよ!!!////」
今吉「ほんまに?今やったら2枚で5千円にしてやるでぇ?」
高尾「えっ!真ちゃんいらないの?じゃぁ俺買おうかなぁー?」
高尾くんは今吉さんと目を合わせニヤっと笑った。
緑間「…っば!!!俺が買うのだよ!ちょ、ちょうど今日のラッキーアイテムが…女性用の下着だった気がするのだよ!」
るり「いや!買うなよ!ってか、ラッキーアイテムそんな卑猥なもんなのかよっ!」
黒子「神谷さん、キャラが変わってます。」
るり「いや、今そこつっこむ所!?」
青峰「うーん。まださつきの下着の方が派手だなぁ…。」
桃井「へぇ、Cカップのブラってこんな小さいんだぁ…ふふ」
るり「おい!さり気に自慢すんなっ!」
火神「おぉ!よっしゃ!クリアだぜ!やったな!黒子!」
火神くんは周りの事など知らずに
まだゲームに熱中していた。
るり「君はゲームに熱中しすぎだから!」
もう、本当にこの人達はお見舞いに来てくれたのだろうか…。
そんなこんなで無事みんな帰って行き、
私はちょっと散らかった部屋の掃除をして寝た。
次の日風邪は治っていたが…
なんだか疲れた一日だったなぁ…と思った。
部屋にはまだ、巨大な招き猫が居座っているのだった。