第8章 恋煩い
黄瀬くんVS青峰くんの試合を見た後日。
なんだか、無性に早く部活に行きたくなり、
1時間前に来てしまった。
るり(うぅ…。早く来すぎだよね…絶対。)
そう思いながら体育館に向かうと…
"ダムダム ッキュ"
るり(!誰かバスケしてるー!)
そう思い私はドアを開けた。
るり「おつかれさまで~!?全員揃ってる!?」
私は目の前の光景に驚いた。
1時間前にもかかわらず、全員で練習しているのだ。
火神「ばぁか、黒子がいねぇよ!」
るり「あ、本当だ。」
そんな話をしていると…
黒子「あの…」
日向「お!噂をすればなんとやらだな!」
黒子「拾いました。」
るり「ん?何を?」
黒子くんは手に大きなダンボールを抱えていた。
私はそのダンボールを覗き込もうとした。
"ヒョコッ"
るり「わぁ!?」
黒子「犬…。」
小さなかわいい犬が飛び出してきた。
るり「うわぁぁ!!!!カワイイぃ!!!」
思わず叫んでしまった。
日向「いや…犬っつか…拾うなぁ!!!!」
その叫び声に負けないぐらいの
日向先輩のツッコミが体育館中に響き渡った。