第1章 誠凛高校入学!
ただ、その超人達全員が一目を置いている異質の選手がいた。
『幻の6人目』黒子テツヤである。
彼は他の5人のように強くはない。
が、
他の5人も彼の実力を認めていた。
彼はみんなの影だった。
私は彼のプレイが大好きだった。
そして、彼の考え方がすごく好きだった。
しかし、全中三連覇後、彼は突然姿を消した。
彼は
『今、僕はバスケが嫌いです。』
そう言っていた。
しかし、
そんな『幻の6人目』がこの高校のバスケ部に加入したのだ。
きっと新たな光を見つけて…。
彼なら『キセキの世代』を倒してくれるんじゃないか。
私はそんな淡い期待を抱いてしまった。
るり(そういえば、最近黒子くん嬉そうだったもんな。)
~放課後 教室~
「ねぇ!今ね!体育館に超カッコイイ人が居るの!」
「海常高校の制服着てたね!」
「あれって、モデルの人じゃない!?」
「きゃー!見に行こう!」
るり(海常…モデル…黄瀬くん…?)
るり「!!!」
私は体育館まで走っていった。
そこには…