第6章 地獄の合宿。
その日、ミーティングが開かれた。
私のマネージャー続投が発表され、
みんな喜んでくれた。
なんだか嬉しかった。
火神「あ!そういえば俺ずっと気になってたんだけどよ」
日向「あ?なんだ?」
火神「神谷ってキセキの世代のマネージャーだったんだろ?何かお前もすごい能力あんの?」
るり「え!?すごい能力!?うーん…」
日向「だぁほ!ただのマネージャーなんだからあるわけねぇだろ!」
火神「あ?でも、神谷って黄瀬にるりっちって呼ばれてんだろ?あいつ認めたやつにしかそのあだ名使わないんじゃ…。」
黒子「神谷さんにもありますよ。すごい能力。」
日向「え!?あんのかよ!」
リコ「興味深いわね。少し詳しく聞かせて。」
黒子「神谷さんは記憶力と観察力がズバ抜けてあります。つまり、選手の顔や名前をみるだけで、その人のデータを思い出すことができるんです。」
火神「へぇ!やっぱお前もただ者じゃないんだな!」
るり「わぁ!そんな大げさだよぉ」
黒子「それだけでなく、ちょっとした表情の違い、口癖の回数などからその選手のコンディション、機嫌などを察知できます。」
るり「あ、でも、やっぱり初見の人とかは無理だよ!慣れてきたら精度は増すけど…。あと、記憶力はいいけどデータとか取るの苦手だし…。」
リコ「いやいや!充分すごいわ!」
木吉「じゃぁ、神経衰弱とか強そうだな!」
るり「あ!神経衰弱得意です!」
木吉「お!じゃぁ今度しような!」
小金井「おぉ!いいねぇ!俺らもするー!なぁ!水戸部!ツッチー!」
土田「うんうん!」
水戸部:コクコク
るり「はい!ぜひやりましょう!」
黒子「あと、神谷さんにはもう一つすごい事があります。」
るり「え?」