第39章 変化していく心情。
次の試合の時間が迫る。
しかし、青峰くんは現れない。
予想はしていた。
が、試合開始時間ぎりぎり。
青峰くんは現れた。
でも、その目はいつもと違っていた。
赤司「やれるか?」
青峰「あぁ。」
コートにメンバーが入っていく。
青峰くんのプレーは手を抜いているようだった。
しかし…
青峰くんは40得点という脅威の記録を残した。
その試合は圧倒的な勝利を収めた。
翌日の続く準決勝。
不穏な空気の中、
相変わらず青峰くんは止まらず
圧倒的な勝利を手にする。
でも、やっぱりおかしかった。
全員がきっと
その変化にとまどっていた。
特に黒子くんは…
かなり影響されているようだった。
準決勝終了後。
私は青峰くんの後を追った。
赤司くんに無駄だと言われても…
そうしなければ
気がすまなかった。