第37章 永遠の憧れ。
空気が変わった。
誠凛のラン&ガンが始まる。
逆転された点数が戻り、
また逆転され…
先の見えない勝負は
ついに終わりを迎える。
黒子くんのシュートにより
誠凛は
80対81で
海常に
勝利した。
会場は大いに盛り上がり、
拍手が巻き起こる。
笠松「いっそ優勝しちまえ!勝てよ!俺らの分まで…」
選手達は各々笑顔で握手を交わす。
黄瀬くんも
笑顔で握手を交わしていた。
あぁ。
変わったなぁ…。
でも。
無理してる…。
るり「みんな。お疲れ様です。おめでとう。」
私は笑顔で皆を迎えた。
日向「おう。」
木吉「みんな、応援ありがとうな。」
みんなすっきりしたような顔をしていた。
るり「控え室…戻りましょうか。」
黒子「…神谷さん。無理しないでいいですよ。」
黒子くんは背中を軽く叩いた。
火神「そうだ。気になってんだろ。黄瀬の事。」
るり「…うん。」
私は海常の控え室の方へ足を運んだ。