第36章 人事を尽くして天命を待つ。
朝起きて、
テレビをつけると、
今日のおは朝占いが丁度始まったところだった。
るり「…おは朝占い…。」
"今日の第二位は~…蟹座のあなた!"
るり「あ。緑間くん2位だ…。」
そんな事を考えながら
私は朝食を食べていた。
"ピリリ"
携帯が鳴り響き、
私は電話に出る。
るり「はい、もしもし?」
リコ「あ。るりちゃん?リコだけど…悪いけど今日朝から降旗君たちと買出し行ってくれるかな?」
るり「はい!わかりました。」
私は洗いものを終えると、
すぐに家を出て、
降旗くんたちと合流した。
そして、頼まれたものを買い揃え会場へ向かう途中…
降旗「うわぁ、なんだよあれ…。」
降旗くんが驚いた表情で牛丼屋を見つめる。
るり「…?」
視線の先には山のように積み上げられた
どんぶりと牛丼をかきこんで食べる男。
るり「…あ。無冠の五将…根武谷さん…?」
私がそう呟くと全員が驚いた顔をした。
福田「神谷さん、知ってるの?」
るり「う、うん。結構有名だったし…」
河原「へぇー、どこの学校?」
るり「今は…洛山。」
降旗「へぇー、赤司が居るところだっけ?」
るり「…うん。」
福田「試合前にすげぇなー…あ、時間やべぇ!」
るり「あ。本当だ…急ごうか!」
そうして、私たちは会場まで走った。