第31章 誠凛VS桐皇
控え室に戻るとみんな帰り支度をしていた。
そしてどうやら祝賀会をする事になったらしい。
日向「神谷、時間は大丈夫か?」
日向先輩は心配そうに聞いた。
私は無言で頷いた。
日向「…?」
日向先輩は不思議そうにそんな私を見た。
木吉「ボブさん、門限とかあるの?」
私は無言で首をよこに振り、
持っていたノートにこう書いた。
"キュッキュ"
『今日は家に親がいないので何時でも大丈夫です!』
私はそのノートを皆に見せた。
火神「…なんで筆談なんだ?」
『声が変だからです!』
伊月「ちょっと喋ってみてくれないか?」
私は首を横に振った。
小金井「まぁまぁ、そう言わず!」
『絶対に笑わないですか?』
私がそう書くと皆うなずいた。
るり「絶対ですよ!」
全員「ぶっはぁぁぁぁぁぁ!声やべぇぇぇぇぇ!!!」
全員が大爆笑した。
"キュッキュ"
『ほら笑ったぁ!うそつき!(#`Д´)ノ』
火神「わりぃ、まじで予想外なくらいひどい声だったから…ブハッ」
それからみんなはまだ笑い続けた。
それから私は終始筆談に徹した。
水戸部先輩だけが
オドオドと私を心配そうに見てくれた。
そうして私たちは
火神くんの家で祝賀会をすることにした。