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COLORS☆黒子のバスケ

第30章 賭け。


そして、ついにその時はやってきた。
会場へ入ると割れんばかりの声援。
満員の客席。

でも、きっとほとんどの人のお目当ては
誠凛ではなく桐皇。

そして、青峰大輝。

さっき以上の大歓声の中、
桐皇の選手たちが入場してくる。

私はドキドキと緊張していた。

が、周りを見ると皆、落ち着いて集中していた。

るり(皆頼もしいなぁ…私もがんばらなきゃ!)
私は気合を入れた。

ふと、青峰くんがこちらに来た。

青峰「るり。悪いが俺は負ける気はねぇ。」

るり「うん。わかってる。私たちも負ける気はないから。」

青峰「自信満々って顔だな。お前のその暑苦しい顔が一番好きだ。」

るり「…っな!それ褒めてるの?」

青峰「まぁな。でも、勝つのは俺だ。俺は勝ち続ける。そして、最後にお前を貰うのは俺だ。覚悟して待っとけよ。」

そう言って青峰くんは去って行った。

るり「…え?」
思わずポカーンとしてしまった。

黒子「青峰くんも言ってくれますね。でも、神谷さんも勝ちも絶対に譲りません。」

そう言って黒子くんはコートへと入って行った。

選手が整列し、
試合が開始された。

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