第30章 賭け。
~広場~
緑間は黒子達にその時見た光景、
そして、それに至るまでの赤司の心情の考察を語った。
緑間「とにかく赤司の神谷に対する執着は元から激しかったのだよ。何故かはわからない。」
黄瀬「ぶほっ!ちょ!それ本気で言ってんスか!?」
緑間「む!黄瀬!このシリアスな雰囲気で吹き出すとは!何を考えているのだよ!別に変な事言ってないのだよ!////」
緑間は黄瀬に笑われて真っ赤になった。
黄瀬「いや、悪かったっス。だって、緑間っち鈍感すぎるっスよ。」
緑間「なんだと?」
黄瀬「言わずとも皆わかると思うスけど、キャプテンはるりっちの事好きだったんスよ。だから、他の奴に渡したくなかったんスよ。」
緑間「なん…だと…!?」
緑間は驚いた。
黒子「緑間くん、ふざけてるんですか?そんなの聞いてればわかりますよ。」
緑間「そ、そうか。だから、あんなに神谷に執着を…。」
火神「まぁ、とりあえず、俺たちがあいつに勝てば、神谷は自由になれるって事だよな?簡単じゃねぇか。なぁ!黒子!」
火神はクシャっと笑い黒子を見た。
黒子「はい。」
黒子も笑顔で火神を見た。
緑間「一つ言っておく、あいつは強いぞ。」
火神「んなこたぁ、言われなくてもわかってる。お前らも充分化け物だったからな。」
火神はニヤっと笑った。