第26章 オーラを磨け!?
そこには細身のやわらかーい雰囲気のお兄さんが黒子くんを探していた。
黒子くんはその背後にぴったりと立っていた。
西園寺「なんだ、藤巻ぃ。相棒見つかんねぇのか?」
西園寺さんは黒子くんを探してるであろう人に話しかけた。
藤巻「おう。ずっと探してるんだけど…帰っちゃったかな?おーい、黒子さーん!」
二人はキョロキョロと周りを見渡した。
『はい。黒子です。』
突然背後からの声に二人はギョッと縮みあがり恐る恐る後ろを振り返った。
西園寺、藤巻「「うわぁ!?いつからソコに!?」」
黒子「最初からずっと居ました。」
藤巻「えぇ!?絶対嘘ですよぉ!気配なかったですもん!」
るり「ぶはぁっ」
思わずその光景に吹き出してしまった。
西園寺「ん?二人は知り合いか何か?エントリーも一緒みたいだけど…」
るり「はい!友達です!」
藤巻「なるほどねぇー。で、二人ともアイドル目指してるの?」
黒子「違います。」
藤巻「っえ!?じゃぁなんで来たの!?」
るり「すいません…実は…」
私は西園寺さんと藤巻さんに事情を話した。