第25章 ラッキー☆アクション
部活終了後、私は家に向かって歩いていた。
ふと、公園を通りかかった時の事だった。
なにやら公園の中央で怪しげなダンスを踊る人がいる…
暗くてよく見えないけど…
変質者!?
見つかる前に逃げよう。
私は早足でその場を去ろうとした。
が、目の前にあった空き缶に気付かず、
思いっきり蹴りあげてしまった。
"カラーン"
空き缶の、落ちる音が響き渡る。
るり「うわぁ!?やばっ!!」
「だ、誰なのだよ!?」
そういって変質者はこちらに向かってきた。
るり「うわぁ!!ごめんなさいぃー!!」
私は全力で逃げ出した。
「ん?その声…ちょっと待つのだよ!!」
後ろから変質者も追いかけてくる。
変質者は足が速くあっと言う間に追い付かれた。
そして腕を捕まれた。
るり「ひぃ、ご、ごめんなさい!!」
「やっぱり、神谷じゃないか。」
るり「ひぃぃ、…え?」
名前を呼ばれ、はっとなり相手をよく見た。
るり「あれ?」
よく見慣れた緑の頭に眼鏡。
そうそこには緑間くんが居たのだ。