第24章 ロミオとジュリエット!?
あっという間に時間は過ぎ、
部活終了時間になっていた。
リコ「はい!じゃぁ、全員集合!」
私達二人以外は汗だくになっていた。
火神「…バスケやりたかった…。」
るり「なんもしてないね。」
リコ「はーい。じゃぁ、二人に予行練習も兼ねてやってもらいましょうかしらね!『ロミオとジュリエット』」
火神・るり「「えぇぇぇぇ!!??」」
日向「当たり前だろ!だぁほ!貴重な練習時間潰したんだからなぁ!」
先輩達はニヤニヤと笑っていた。
私達は仕方なく暗記した台詞を思い出しながら読み上げた。
るり「アア、ロミオ、アナタハドウシテロミオナノ?」
火神「ジュリエット、ダイスキナアナタガ…」
リコ「ちょっとあんた達!ふざけてるの!?」
火神・るり「え?」
リコ「それは演じてるんじゃなくて単なる音読!演じるってのはもっと感情込めてやらなきゃ!」
伊月「なんか懐かしいなぁ!俺達もやったよなぁ?」
日向「あぁ、俺達の時は『走れメロス』だったけか?」
るり「えぇ!?先輩達もしたんですか!?」
木吉「あぁ、あの先生はいつもそうだからなぁ。」
リコ「なかなか厳しいから、出来るまで何度もやり直しさせられるわよぉー!頑張って!」
火神「…まじかよ…。」
るり「…はぁ。」
仕方なく私達は部活後に
いつものハンバーガーショップにて
暗記の続きをする事にした。