第24章 ロミオとジュリエット!?
火神「あぁ!?出来るかよ!そんな恥ずかしい事!」
火神くんは顔を真っ赤にして怒った。
るり「私だっていやだよぉ!」
火神「大体…こいつだって寝てたじゃねぇか!」
火神くんは後ろに居た黒子くんを指差した。
黒子「・・・え?なんですか?」
黒子くんは眠たそうに目をこすりながら言った。
るり「…授業中もミスディレ…いいなぁ。」
そう言うと少しだけ黒子くんは得意げな顔をしていた。
るり「…とりあえず、放課後先生に謝って取り消してもらおう!」
私がそういうと火神くんは不機嫌そうに頷いた。
そして、放課後になった。
私と火神くんは職員室へ向かった。
"コンコン"
るり「失礼しまーす。」
火神「うぃーっす」
私達は職員室に入り、国語の先生の元へと向かった。
先生「あら!二人とも今は完璧に起きているようね!」
先生は嫌味っぽく言った。
火神「あ!?うっせぇよ!ババァ!」
るり「うわぁぁぁぁ!す、すいません!なんでもないです!」
私は火神くんの暴言を隠すように叫んだ。
先生「…おほん。とりあえず、明日の授業で二人には『ロミオとジュリエット』を演じてもらうから!教科書をよく読んでしっかり練習してきなさいよ!」
るり「せ、先生!その事なんですけど…」
先生「むむ?何ですか?」
るり「そのぉー、初犯って事で見逃してもらえませんかねぇ?」
先生「うむ。確かに神谷さんは初犯ですね。ノートの提出もばっちりだし…見逃してあげたいです…が!」
るり「が!?」
先生「火神くんは常習犯な上にノートの提出率もテストの点数も悪い!これは許せません!よって、見逃しません!」
るり・火神「「えぇぇぇぇ!!!???」」
先生「わかったらさっさと練習でもしてきなさーい!」
私と火神くんは職員室から追い出された。