第21章 温泉合宿~その2~
そして、練習終了の挨拶が終わると、
私はノートを影虎さんに渡した。
るり「あの、言われた通りに箇条書きにしてみました。」
影虎「ほう。どれどれ?」
リコ「私にも見せてー!」
二人はノートを開いて見ていた。
影虎「…ほう。」
リコ「うわぁ…細かいなぁ」
るり「えぇ!?な、なんか変でしたか?」
私は少し不安になり、二人を覗き込んだ。
影虎「なるほどね。じゃぁ、これを一人一人に綺麗にまとめといてくれるか?」
そう言って影虎さんはノートを私に返した。
るり「は、はい。わかりました。」
リコ「でも、やっぱりさすがね。シュート寸前に必ず5㍉眉毛が上がるとか…普通気づかないわよ。」
るり「えぇ!?案外見てたら気づきますよ!今度見ててください!」
リコ「そ、そうね。わかったわ。」
そうして、私は部屋に戻ると早速ノートをまとめてみた。
今までこうしてノートにまとめる事ってほとんどなかったから、なんだか難しかった。
中学時代はずっとさつきちゃんに任せてたからなぁ。
改めてさつきちゃんはすごいと感心してしまったのだった。