第21章 温泉合宿~その2~
リコ「幸い、今日明日は祝日と開校記念日で連休よ!」
るり「…そうですね。」
日向「あ…え!?…えぇ!?」
何かを察したのか、先輩達は少しうろたえはじめた。
リコ「このまま始めるわよ!合宿!」
リコ先輩はとびきりの可愛い笑顔で後ろの体育館を指差していった。
全員「何イィィィィィ!?」
そんなこんなで、
突然の合宿がはじまったのだった。
私達は体育館に向かうと各々動きやすい服装に着替えた。
みんなの着替えがあらかた終わり、
バッシュに履き替えようとしている時だった。
『あー、まてまてお前ら。バッシュはまだ履かんでいい。』
どこからともなく何やら渋いおじ様が現れた。
るり(…どっかで見たことあるような…あ!この人!)
私は思い出し、一気に緊張で固まってしまった。
リコ「パパ!!」
リコ先輩は嬉しそうに渋いおじ様の方を見た。
るり「えぇ!?」
全員「監督のお父さん!?」
影虎「お義父さんと呼ばれるスジアイはねぇ!カゲトラさんと呼べ!」
影虎さんは威嚇するような表情で男の子たちを睨みつけた。
…あぁ、この人もしかして…。