第21章 温泉合宿~その2~
昨日はいろいろあって、
なんだかよく眠れなかった。
温泉に入ってたらさつきちゃんが来たり、
WCの初戦の相手が桐皇ってわかったり…
でも、なんだかワクワクしていた。
しかも、温泉効果か体がとっても軽かった。
そんなこんなで私達は宿を後にした。
るり「…あれ?火神くんがいないですよ?」
黒子「そうなんです。朝からずっと見あたらないんです。」
黒子くんは寝癖でボサボサになった頭をかきながら言った。
日向「うわぁ!?黒子の寝癖相変わらずひでぇな!」
リコ「今日からしばらく火神くん抜きで練習よ。理由はあとで話すわ。」
黒子「…え?」
何故火神くんがいないのか…
みんな不思議そうな顔をしていた。
日向「よし!じゃぁ帰るぞ!」
日向先輩は颯爽と帰路へと足を向けた。
私も日向先輩に続き、そちらの方面を向いた。
リコ「ちょっとどこ行くつもり?」
るり「え?」
日向「どこへって学校に帰って練習を…」
その言葉を聞くと、
リコ先輩は怪しげな笑みを浮かべた…。