第18章 温泉合宿~その1~
脱衣所を出ると、休憩所のような所に
黒子くん、火神くん、青峰くんが居た。
るり(うわぁー…ここもまた濃いメンバー揃ってるなぁ…。)
なにやら三人でバチバチと火花を散らしているようだった。
るり(うぅ…この雰囲気、話しかけられないよ…。)
私は入り込めず、近くのベンチに腰掛けた。
相変わらず3人は3人で話を進行中。
そして、未だに気づいてもらえない私。
…黒子くん並に影薄くなっちゃったかな。
"ガラ"
男子側の脱衣所のドアが開いた。
今吉さんとその他いろんな人が出てきた。
今吉「あっれぇ~?帝光のマドンナやないかぁ!!」
今吉さんは私の方に近寄ってきた。
黒子「え?神谷さん?」
火神「うわぁ!?お前いつから居たんだよ!?」
青峰「あ?居たのか?」
3人は一斉にこちらを見た。
るり「あ。ごめん、なんか入り込めなくて…は、話は全く聞いてないから大丈夫!」
今吉「WCはよろしゅうなぁー、るりちゃん」
そう言って今吉さんはニコっと笑った。
るり「え?何がですか?」
今吉「何や、桃井から聞いてへんのか?おい、桜井、組み合わせ表くれやぁー」
桜井「は、はい!す、すいません!どうぞ!」
桜井と呼ばれた男の子は謝りながら今吉さんに紙を渡した。
…あ、この人予選の時に今吉さんと一緒に居た人だ。
私はそう思ってじーっと桜井くんを見ていると
目があった。
桜井「ひぃー!す、すいません、すいません!」
何故かすごく謝られた。
るり「あ・・・いえ、すいません。」