第17章 誠凛VS霧崎第一
廊下に出ると黒子くんは私をにらみつけた。
黒子「何でこんな危ない事したんですか?」
るり「…え?」
火神「本当だよ!もし何かされてたらどうしてたんだよ!?」
るり「…だって、皆が怪我するのいやだし…。」
黒子「仮に怪我がなかったとして、神谷さんに何かあったらそっちの方が嫌ですけど。」
黒子くんは私の手を一層強く握った。
るり「…ごめん。」
火神「それに、あいつ等、木吉先輩に怪我させまくってたしな。」
るり「…っ!!!!!」
黒子「本当に嫌な人たちです。これを教訓に簡単に人を信じるのはやめてください。」
そう言う黒子くんの顔はなんだか怖かった。
るり「…ごめんなさい。」
胸がズキっと痛くなった。
黒子「…何より、自分を大切にしてください。神谷さんに何かあったら…。」
るり「…うん。ごめんね。」
そして控え室に戻ると
皆が優しく声をかけてくれた。
私が悪いのに…
そう思うと涙が止まらなかった。