第17章 誠凛VS霧崎第一
花宮「えぇ?別にぃ、君はただ、俺たちの控え室に居ればいいんだ。そうすれば大切な仲間達は怪我をしないよ?」
そう言って花宮さんはニヤっと笑った。
絶対に何かよからぬことを考えている。
わかっている…
取引になんて応じちゃいけない。
私はそう思った。
花宮「どうする?勿論取引成立だよね?君って結構頭いいんだろ?元帝光中バスケ部マネージャーの神谷るりさん。」
るり「…知ってたんですか?」
花宮「最初は髪を切ってたから気づかなかったけどね。まぁ、調べればわかるさ。で、どうするんだい?」
るり「仮に嫌だとお断りしたらどうしますか?」
花宮「別にそれでも構わないよ?ただ、君の大切な仲間達が壊れていくだけだ。」
るり「…っ!!!!」
るり「絶対に、怪我させないって約束してくれますか?」
花宮「あぁ、怪我させないって約束するよ。」
るり「…。」